税理士法人TAPブログ

税理士法人TAPブログは、北海道(本別、札幌、帯広)にある会計事務所によるブログです。

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十勝大樹町のロケット事業

日本政策投資銀行さんによる大樹町(たいきちょう)–ロケット事についての講演をお聞きしました。

世界では、民間の宇宙ビジネスが広がってきていますが、日本では官需が9割で、本当に民需取り込みが大切になってきます。
現状の国内宇宙機器産業規模は3,500億円で今後も伸びが期待されるわけです。

十勝大樹町の優位性というのは
①東と南方向への広い打上げ方位角
②拡張できる広大敷地
③航空宇宙実験施設として30年超の実績
地元の理解と協力がある
⑤ロケット打ち上げに適した気候条件
⑥とかち港や帯広空港など宇宙機器輸送の利便性
など色々とあるわけです。

すでにIST(インターステラテクノロジー)が大樹町に拠点を構えていますが、
今後さらに開発型企業や研究機関が来てくれることで、雇用創出、出張者、社会インフラ、商業施設、
により経済効果が望まれます。

北海道の基幹産業である一次産業を中心に労働力不足交通網や災害時の脆弱性などの課題がありますが、
ロケットによる衛星データはこれらの課題に対する解決を、
スマート農業漁場予測二次産業でもi-Constructionの建設業、自動走行運輸業など
にも活かされるだろうとのお話でした。

SDGs経営

 

 

 

 

 

 

 

 

日本経済新聞にも大きな記事が載っておりましたが、これからはSDGs経営の時代です。

日本経団連が最重要課題に掲げて強力に推進しているわけですから、外部環境を見据えた経営には無くてはならない要素なわけです。

地球規模で考えたときの「持続可能性」は当然ながら日本・北海道の各地域でも同じことが言えるわけで、
SDGsはそのための人類の英知の結集といわれています。

日本では2017年よりESG投資(環境・社会・ガバナンスに対する投資)がはじまりました。
行き過ぎた資本主義が地球を傷つけ、他者を傷つけてきた所に、これからはまわりを考えたSDGs経営やESG投資が広がってくるでしょう。

たとえば、セブン&アイホールディングスではSDGs経営として、
「高齢化・人口減少社会における社会インフラの提供」「原材料やエネルギーの無駄のない利用」を掲げて取り組んでいるそうです。
例えば、高齢者のためのスマートフォン購入サービス、食品ロスの削減などなど。
企業は社会のためにある、という事はすべての企業に認識してほしい所です。

ビジネスにおけるSDGsは新技術イノベーションがカギとなり、7~8%という認知度が低い中小企業への広がりも大切。
経営者側だけでなく社員も何ができるかを考え、それが企業価値創造につながる。
今の学生は就職したい企業を選ぶ時に「持続可能性」を重視してきており、来年からは教育現場で教育指導要領にSDGsが入ってくる。

レビュー『バフェットの教訓』

 

 

 

 

 

 

 

 

バフェットの教訓(逆風の時でもお金を増やす125の知恵)』 メアリー・バフェット 徳間書店

世界一の投資家といわれるオマハの賢人-ウォーレン・バフェット氏の教えについて書かれた本です。

絶対に金を損しないこと(No1)
ルールその1絶対に金を損しないこと、ルールその2「ルールその1」を絶対に忘れないこと。
リッチになりたいなら財産を福利で運用する必要がある、この時元手は大きければ大きいほど良い。
投資の教訓の第一は「忍耐」であり、正しい株を選べた後は果報を寝て待つだけで良い。

信望を失うには5分と掛からない(No11)
信望を得るには20年かかり、信望を失うには5分とかからない。
このことを考えれば、おのずとやり方は変わってくるはずだ。
最善の方策は、正しくないとわかっている行為をしないこと、というのがバフェット家の教訓である。

株はビジネスの細片とみなすべきだ(No17)
人々は株に投資をするとき、ビジネスの一部をかっているという事実を忘れがちである。
バフェットは好んで株式投資を事業の部分的所有とみなす。
そしてこの考え方を通じて、ビジネスの適正価格を判断している。

愚か者でも経営できるビジネスに投資をしなさい(No20)
バフェットが投資してきたコカコーラ、H&Rブロックといった企業は防愚性にすぐれ、
たとえ愚かなCEOに経営されても、投資家にはまちがいなく利益が還元される。

経営成績が良くなるか悪くなるかはどのビジネスに乗り込むかが大きく影響する(N91)
乗り込んだ船が慢性的に浸水していると気づいたとき、より前向きな対処法をとりたいなら、
浸水部を塞いでまわることにエネルギーを費やすのではなく、
船を乗り換えることにエネルギーを費やすべきである。

投資は合理的であるべきで、理解できないなら金は出すな(No95)
バフェットが強調しているのは、投資先のすべてを理解することの重要性である。
これこそが彼の成功の秘訣で、投資先に何か理解できないところがある場合は投資をしない。
ハイテク企業への投資を控えてきたためにハイテクバブルに巻き込まれずに済んだ。

どれだけ才能があり努力しても成就までには一定の時間を必要とする(No117)
ビジネスの価値とは一晩で生まれるものではなく、構築には一定の時間がかかる。
子どもが時間をかけて大人に育っていくのと同じで、ビジネスの価値が育つのも時間が必要である。

レビュー『実践するドラッカー「思考編」』

 

 

 

 

 

実践するドラッカー「思考編」』 佐藤等 ダイヤモンド社

札幌の公認会計士-佐藤等さんの著書。

・成果をあげる人とあげない人の差は才能でなく基本的な方法である
①時間を管理すること②外への貢献に焦点を合わせること③自分の強みを生かすこと④重要事項への集中⑤成果をあげることへの意思決定

・第一に身につけるべき習慣
まずはなされるべきこと(大義)を考えることで、何をしたいかではない。

・悩みや困難
仕事には悩みや困難がつきものだがそれが人を鍛え、成長させてくれる。
趣味で自己実現が果たしにくいのは仕事多様な難題が無いからで、仕事は日常的に多くの成長機会を与えてくれる得難いものである。

・集中
成果をあげるための秘訣をひとつだけあげるならば、それは集中である。
なされるべきことは複数だが、成果をあげるには手を広げすぎてはならず、一つのことに集中する必要がある。
集中とは「真に意味があることをは何か」「最も重要なことは何か」という観点から時間と仕事について意思決定する勇気の事。

・優先順位の決定
第一に過去でなく未来を選ぶ、第二に問題でなく機会に集中を合わせる、第三に横並びではなく独自性をもつ、第四に無難で容易なものでなく返還をもたらすものを選ぶ。

会計事務所におけるRPA

 

RPA(アールピーエー)」という言葉をご存知でしょうか。

Robotic Process Automationの略したものですが、そのまま訳すとロボット技術で業務を自動化するという事ですね。

もちろん今までも、パソコンソフトやインターネットの普及で、事務的作業が自動化されてきた部分はありますが、
今後は今まで以上に進める必要があります。

背景には、今後のAI普及、国内生産人口の減少による人手不足やワークライフバランスを整える働き方改革があるわけです。

会計事務所でもRPAを考えることは大切なことです。
領収書や通帳を訪問のうえお預かりして、仕訳伝票を手入力することは少しずつでも減らさなければいけません。

RPAによる自動化はまず、通帳のお預かりや仕訳入力に適用できます。
例えば、弊社事務所では農家さんの組合員勘定(通称:クミカン)をインターネットページ時から一括ダウンロードのうえ、
Excel変換ソフトから仕訳に自動取り込みを行っております。
これは預金貯金勘定科目についてのRPAと言えるでしょう。

また、今年はFreeeやMoneyFowardといった新興クラウドソフトを使って現金やその他の預金等勘定でもRPAができればと動いてまいります。
例えば、支払い領収書を小さなスキャナに入れるだけで現金取引が仕訳に変換されるわけです。

 

 

 

 

 

 

 

2015年に発表されたスタンフォード大学・野村総研による「人工知能による職業別代替可能確率」では
会計事務所の代替確率は601業種中6位の92.5%。
ですが、私は会計事務所ほど面白い仕事は無く、経営者にとってこれほど必要な存在はないと考えております。
もしも92.5%の部分に人工知能が入ってきたとしても、私たちはその部分もRPAの技術を身につけて仕事とし
それ以外の7.5%の部分もさらに付加価値高く実践していくことになるでしょう。

ブラックアウトから1年

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年9月6日3時7分に発生した胆振東部地震・ブラックアウトから1年が経ちました。

1年が経って当時のことを考えなくはなってきておりますが、思い出すと改めて災害の怖さと現状のありがたみを感じます。

・各事務所の皆と連絡をすぐに取り、各事務所の被害状況や今後のことをチャットワーク等で連絡を取り合いましたが、皆不安な気持ちを持っていました。連絡網は大切です。

発電機を購入したことで(二度と起こってほしくないですが)万が一の時も対応できるようにしました。

・日頃、ふつうに電気を使えて色々な文明の利器の恩恵を受けながら生活できているありがたみを定期的に見直したいものです。

防災グッズ(ラジオと電池、水、食物、毛布、簡易トイレ、蝋燭マッチ、マルチツール、スリッパ、体吹きシート、軍手、加熱材など)の大切さも再認識しました。(企業で社内非常用に購入すれば経費にもなります。)

日銀政策、アベノミクスについての一見解

 

 

 

 

 

 

 

朝日新聞社原編集委員の日銀アベノミクスについての講演をお聞きいたしました。

日本銀行 失敗の本質』という書籍を書いていらっしゃる方です。
この書籍は第二次世界対戦の日本軍失敗と日銀失敗を並べて述べております。
マイナス金利で失速、総括的検証で異形の政策になり、金融緩和長期化による泥沼化、
などがあり、日銀とFRBの比較についてもお話頂きました。

FRBの金融政策は、
目的が明確(日銀は曖昧)、
時間軸が長期的(日銀は短期的)、
やり方がグランドデザイン方式(日銀は積み上げ式)、
選択肢が広く(日銀は狭い)、
軌道修正が積極的(日銀は消極的)
とのことです。

そして異次元緩和(平時88兆円→今520兆円)とアベノミクスで、銀行も仕事にならなくなってきたというお話でした。

アベノミクスによる①円安・株高(アメリカの政策によるだろう)②雇用就活の好調(生産年齢人口の減少によるだろう)③消費増税の延期(他国に比べると必ずしも高くない)。
は良いものと考えられ政権支持率も低くないですが、今後の日本を考えるうえで参考になるであろうお話でした。